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ヴァインズ「海と女の子」

これまで黒沢進氏の一連の書籍では「バインズ」とされてきたグループ。

このグループはレコードデビューはしておらず、残された音源もジャック
スの早川義夫作詞作曲の「海と女の子」を1967年7月8日のニッポン放送の
「バイタリス・フォーク・ヴィレッジ」で録音したものが一曲だけ。
その「海と女の子」は、フォーク調のエレキサウンドで、なんという
ことのないメロディだが耳に残りやすいピュアな良さがあった。
本家のジャックスや、カレッジフォークグループのトライポッド、
ネオGSのファントムギフトなどが音源を残しているので聞き比べて見ると
いいかもしれない。といっても肝心のヴァインズ版の音源を入手するのは
容易ではないけれど。個人的にはファントムギフトのヴァージョンが一番
哀愁があって好き。
このヴァインズ、メンバーがポニーズに移籍することはわかっていたが
(黒沢進「日本ロック紀GS編コンプリート」p.070)詳細は不明のままだった。


ところが手元にずっとほうってあった「明星1967年7月号」をボーっと見て
いたらなんとこのグループについての記事があった。
ヴァインズ

それによるとこのグループ、3人組で、メンバーは佐藤俊樹(ギター)、
谷田部進(ベース)、籠利達郎(ドラム)。元々は4人組だったがもう一人
のギターがほぼ脱退状態のため実際は3人で活動中。
1967年春の段階で脱退メンバー以外が高校2年生で、4月に上記
「バイタリス・フォーク・ビレッジ」に出演。これを機に新宿のフォーク
喫茶「フォーク・ビレッジ」で演奏するようになった。
なのでおそらく「バイタリス・フォーク・ビレッジ」には少なくとも2回
出演していることになる。
そして演奏場所やコンセプトからみて、GSというよりフォークとした方が
いいのかもしれないが、エレキを使用していること、ポニーズに発展する
ことなどから、いわゆる境界線上であってもGSにカテゴライズしても
いいかもしれない。

なおこのバンド、英語表記は「The Vines」なので、かな表記なら
ヴァインズが正しいと思う。実際この「明星」でも「ザ・ヴァインズ」
となっている。そして籠利、谷田部の2人がこのフォーク喫茶
「フォーク・ビレッジ」の吉田社長によって1967年10月、他のバンド
のメンバーと合体して「ポニーズ」を結成、1968年8月に「ブルー・
エンジェル」でデビューする。

◎ CDの場合は下記で聞くことができます。
   → 残念ながらCD化されていないようです。
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