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萩原健一さん死去

元ザ・テンプターズの萩原健一さんが3月26日に亡くなりました。68才。
バンド解散後は個性派俳優として数々のドラマや映画に出演し印象強い
役を多く演じ、また歌手としてもコンスタントにライブを行うなど活躍して
きましたが、消化管間質腫瘍により故人となりました。
先日の内田裕也さんに続き元GSの重鎮が世を去りました。
お悔やみを申し上げます。
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井上堯之さん死去

元・スパイダースの井上堯之さん(ギター担当)が5月2日、死去しました。
77歳。 スパイダースの後はPYG、井上堯之バンドなどに参加・主宰し、
ロック方面他から様々な音楽の作曲家として活躍し続けました。

2009年に肺気腫を患い事実上の引退となりましたが、その後も時折
演奏等を行っていました。

お悔やみを申し上げます。

デイ&ナイツ「泣かないでおくれ」

1968年5月発売のデイ&ナイツの4枚目にしてラストシングル。

デイ&ナイツ「泣かないでおくれ」

デビューが67年だったのだが、これといったヒット曲もなく、
次々とアイドル的なバンドが売り出されていく中で、どうしても
ホームコーラスグループ的なこのバンドは大きな人気を得ること
もなく、この曲で最後になってしまった。
そもそもシングル1枚出すごとに方向性がブレていたので
ファンも着きづらかったのではなかろうか。

この「泣かないでおくれ」も、バンドのイメージどおり、
歌謡曲なのかホームソングなのか良くわからない、しかし
ロックではないと言い切れるメロディとアレンジの楽曲。
とはいうもののある程度はエレキ色はあるのと、ドラムは比較的
活発にリズムを刻んでいるので、適度なグルーヴ感はある。
逆にいえば非常に中途半端。

残念ながらいかんせんヴォーカルがおとなしすぎるため、
ダイナミックな雰囲気は薬にしたくても、ない。
特に盛り上がることもなく終わってしまう小品。

B面の「いつものところ」は女性ヴォーカル陣を中心した
ムード歌謡そのもののメロディと歌詞。ムーディーなトランペット
がいかにも夜の雰囲気を漂わせる。

結局この曲もほぼ売れずに終り、デイ&ナイツはまもなく解散。

三枝はこの後に再び女性ヴォーカルを使ってベイビーツを結成。
「愛のモトマチ」を今度は見事にヒットさせる。とはいうものの
こちらの方はさすがにGSというのは躊躇するレベルの歌謡曲なので
取り扱わない(しかし十分にR&Bを下敷きにしているので見ように
よってはデイ&ナイツより洋楽的かもしれない)。

また、デイ&ナイツでギタリストだった田中収は解散後しばらく
してニック・ニューサを結成。1981年に「サチコ」を
ヒットさせて人気バンドとなり、その後もいくつかスマッシュ
ヒットを出して今でも活躍中。

ジャガーズ「星空の二人」

ジャガーズの5枚目のシングル盤で1968年9月発売。
筒美京平の手による和製R&B系の傑作作品。

ジャガーズ「星空の二人」

前作「二人だけの渚/cw キサナドーの伝説」がスマッシュヒットと
なったものの、次第に次世代のタイガース・テンプターズなどに
追い越され、人気は早くも下降線に入りはじめていた。
GS絶頂期の68年夏に録音されているのだが、すでに秋の路線で
さわやかなブラス系をちりばめたR&B歌謡。適度にリズムが乗り、
完全な歌謡曲に入る前のジャガーズの姿を見ることができる。

同じく筒美作曲のオックス「ダンシング・セブンティーン」とは
曲の構成的に兄弟曲ともいえ、オックスが躍動感あるのに比べて
ジャガーズの方は大人っぽい雰囲気を出すのに成功している。

B面には橋本淳の歌詞がミステリアスな雰囲気を持つ
「恋のパスポート」。筒美作曲の佳曲でA面で出すには
ちょっと地味だが、B面なら問題ないレベル。
イントロのピアノがおしゃれなのと、ずっと後ろでなっている
キーボードのセンスが光る。彼らはバンドの音は彼ら自身で
録音していたそうなので、演奏レベルの高さを知ることができる。

しかしヒット的にはオリコン58位で5.3万枚程度(ロングヒット
にはなっているようだが)で終わってしまい、次の「恋人たちに
ブルースを」で路線変更を余儀なくされてしまう。

ヤンガーズ「恋をおしえて」

第三世代のGSとして売り出されたヤンガーズの「マイラブ・
マイラブ」に続く2枚目のシングル。1969年2月発売。

ヤンガーズ「恋を教えて」

デビュー盤はメンバーの鈴木陽一のオリジナル曲だったが
この2枚目は作詞・橋本淳、作曲・筒美京平のゴールデンコンビに
よるもの。当然売れ線狙いのポップス。
バンドとしての音より華やかなポップス調の音を優先して
管弦楽多用の作品だが、それなりのノリはある。
ただ実際にバンドの演奏になった場合どういう風にして
いたのだろうか。
ヴォーカルが元気いっぱいというか甘いメルヘン調の歌い方で
若いっていいね、という言葉が思いつく。

B面収録の「野菊のようなあの娘」は一転してバンド演奏だけで
押し通しているガレージ色の強い作品。こちらはライブ向きだが
妙にこなれていて彼ら自身が全部演奏しているのか不明。
基本フィリップのバンドは彼ら自身の演奏だったということだが
それはスパイダースやカーナビーツ・ジャガーズ等の初期バンド
に当てはまっていたはずで、ヤンガーズやあるいはブレイズなど
はどこまで関与していたかが良くわからない。

さて前作並のクオリティの曲だったのだが、ヒットにはなら
なかったようで、オリコンでは最高順位86位、5000枚程度
しか売れていない(実際には101位以下や誤差も入れて2-3万枚
程度は出ているのではないかと思われるが)。
もうこの時期になるとGSという形態が古いタイプになりがちで
あり、タイガースやオックス等でもメンバーの脱退等があり、
次のアイドルを女学生たちが求め始める時代に差し掛かって
きていた。
これに明確な答えが出されるのが70年代初頭の新御三家で、
そこまではレコード会社・プロダクション側も試行錯誤が
行われていくことになる。
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くらげ

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